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自動車整備を祖業とする当社は、現在、自動車用リビルト品の製造及び販売等を主力としています。
一方、国内市場においては、今後のEV化の進展や乗用車保有台数の減少により、ガソリン車でのリビルト製品の需要減少が予測されることから、海外に販路を構築すべく、新興国への進出を検討してきました。
現在、世界の1/4にあたる18億人の人口を有し、うち25歳未満が約半数と、消費・労働市場の拡大が著しい南アジアをターゲットとし、日本から輸出された中古自動車が多く走っている人口1.7億人の巨大マーケット”バングラデシュ"を海外展開のファーストステップとして取り組んでいます。
また、バングラデシュは、世界有数の親日であること、外国語習得能力の高さや、我慢強さ、ホスピタリティを持ち合わせていることから、日本に行きたい若者に特化した日本語学校の運営を行っています。
当社海外拠点
日本 (大阪府堺市)
有限会社 大光サービス (本社)
自動車部品の修理及び再生(リビルト)
外国人材養成・入国サポート
バングラデシュ
海外リビルト事業
現地ニーズに沿った自動車部品の再生・輸入
人材養成事業
技能実習・特定技能で日本に行きたい若者に特化した日本語学校の運営
カンボジア
JICA事業 自動車整備工養成
e-ラーニングプログラム開発
カンボジアの国立職業訓練大学校で正規単位として
自動車整備工を養成。 卒業生を日本の整備工場に
送り出す流れを京都・滋賀 自動車整備振興会と構築
海外リビルト事業
バングラデシュへ輸出される日本の中古車の壊れたパーツを現地でリビルトし、中古車への再搭載を促進することで、日本車への信頼性向上と市場の拡大のみならず、資源の有効活用・環境汚染の軽減を試みています。
壊れた部品をもとに再生を行うリビルトが、新興国に向いた修理方法として定着できるよう、製造の現地化を推進しています。
ビジネスサイクル
人材養成事業
当社は、"CHANCE FOR EVERYONE"という理念の下、『すべての若者に、自分で人生を切り拓く機会を提供する』べく、カンボジア等の途上国において自動車整備工の養成に取り組んでまいりました。
また、日本側でも提携監理団体とともに、自動車整備・リビルトなどの自動車関連分野(電気機器組み立て、溶接、塗装、旋盤等)、逼迫する建設分野などに対応できる外国人材を受け入れれる体制を整えてきました。
これらの経験と実績をもとに、バングラデシュと日本の間で、『現地での人材養成 →日本への送り出し →受け入れ・監理 →帰国後の再雇用促進』という人材環流の仕組みを構築し、両国に資する取り組みに広げていくことを目指しています。
AD日本語センター -
Amin Daiko Japanese Language Centre (ADJLC)
バングラデシュの人材派遣会社 AMINグループとともに、技能実習・特定技能で日本に行きたい若者に特化した全寮制の日本語学校の運営を行っています。
AMINグループは送出機関「Amin Tours & Travels(OTIT認定送出番号:BGD000041)」を有し、マレーシアを中心に、シンガポール・中東諸国・東欧等に、工場労働者・建設・農業等で、累計7万人以上の送出実績を持つ、大手人材派遣会社です。当社がこれまでカンボジアで培った「ネイティブとしての日本語教育」「技能訓練」「日本で必要な安全衛生」「日本向け送り出しノウハウ」と、AMINグループが保有する「豊富な送り出し実績」「寮・研修施設」「基礎技能訓練ノウハウ」を持ち寄り、日本の受入企業に喜んでもらえる水準の人材養成を行なっています。
当社は、過去、カンボジアでのJICA事業を通じて、同国の大学で日本式の自動車整備教育を実施してきましたが、給与水準やポップカルチャーの人気から日本より韓国で働きたいという若者が多く、実際、韓国で働くカンボジア人の数は日本の4倍となっていました。「働きに行く国」という観点からは、給与に加え、その国への憧れが必要というのがカンボジアでの教訓の一つです。
バングラデシュは、独立後日本が長く支援してきた経緯があり、日本という国を尊敬し、憧れを持つ人々が多いことから、同国から日本に行きたい若者を支援する人材養成事業に取り組んでいます。
実施体制
海外リビルト事業と一部メンバーを兼務し、日本のニーズに応える送り出し体制を整えています。
現地側
- 送り出し事業 経営・COO経験者
- Branch Manager
(日本国籍のバングラデシュハーフ。国際会議水準の通訳者) - バングラデシュ人 通訳・書類担当
(日本語能力 N1。日本での建設・IT企業経験者) - バングラデシュ人 自動車整備技術者
(2級自動車整備士/日本の大手ディーラー経験者)
日本側
- 日本人 職種別インストラクター
(受入企業の要望により日本から派遣) - バングラデシュ人 通訳担当
(入国後の通訳支援者。日本永住者)
AD日本語センターの特徴
来るべき育成就労制度時代に備えた入国前教育。特定技能試験の現地合格も意識しています。
AD日本語学校 (バングラデシュ) |
標準的な送出機関 | |
---|---|---|
最終学歴 | 高校卒業 | 中〜高校卒業 |
就労意欲・ 意識 |
できるだけ日本で働きたい。 タフな仕事も承知(永住前提) |
条件がよければ行くが、3年で帰国 (出稼ぎ前提) |
入国前 学習環境 |
内定を貰うため、予め全寮制で勉強 ※ 入学テストあり(筆記・体力試験、健康診断) |
内定を貰ったあと、入寮して勉強 |
日本語指導 教員養成 |
経験・実績豊富な日本語教育のプロが、 日本人教員と現地教員を養成 → 指導方法を体系化 |
なし |
日本語 学習期間 |
6ヶ月 + 1ヶ月 (監理団体と連携したカリキュラム) |
3〜4ヶ月 / 1ヶ月 (監理団体と連携しないカリキュラム) |
カリキュラム | 複数教材を組み合わせたオリジナル (みんなの日本語、いろどり等で会話も重視) |
みんなの日本語 |
入国時 日本語能力 |
〜 N4
|
〜 N5 |
これまでの活動
国際協力機構(JICA)との民間連携事業
カンボジア国認定自動車整備士養成 e-Learningプログラムの導入に関する普及・実証事業
2019年~2022年に渡り、カンボジア最大の国立職業訓練大学NPICでe-Learningを取り入れた日本式自動車整備教育を実施し、教育を受けた学生を日本の整備工場に技能実習生として「送出機関」を通じて派遣しました。コロナ禍でも学生の約20%が応募し、過半数が企業面接に合格、日本に入国し、今も活躍しています。 現在は、本指導プログラムが大学の正規単位となっています。
外国人材向け自動車整備分野の教材作成
JICA社会基盤部 運輸交通グループ及びJICA中部からの要請により、外国人材向けの自動車整備分野の教材として「自動車安全衛生教材」とそのクメール語、インドネシア語版を作成しました。